2012年06月27日

To Belong オーデション、全2日間終了

6月22日。スタジオアーキタンツにて、先週15日に引き続き、レギュラーのオープンクラスを兼ねた To Belong オーデションの第2回目が開催されました。
前回よりも多くの40名を超えるのダンサーの方々が参加してくださり、02スタジオから途中01スタジオへの移動もありました。

この日は始めに少しだけ呼吸法の練習や、体の軸を身体の中心に集めたり、集めたものを解放したりする運動をしてウォーミングアップし、すぐに北村振付けのコンビネーションに入りました。
コンビネーションでは今回も今津雅晴さんがアシストに入ってくださいました。
 
この日北村からは、振り付けの中の、目の前の空間を両腕でガバッと素早く掴むような動きや、一度集めたエネルギーを外へ投げ出すようなイメージの動き、体を一歩前へ出すときに一度グッと空中を蹴る動き、などするにあたり、自分の周りに何人かの人がいるようなイメージで「相手の領域を浸蝕する」、自分の内ばかりに向かうのではなく、扱う空間やその大きさをイメージして「対象物を外側におく」といった指導が入りました。

オーディションの最後には、この日に行ったコンビネーションの中から得意だった動きなど自由に使って、それぞれのダンサーの方々に自分のアピールポイントを見せられるようなインプロビゼーションを考えていただきました。創作時間は5分間。ご参加いただいた全ての方に1分半踊っていただきました。

個性的なダンサーの方々がたくさん集まってくださった、素晴らしい時間でした。
2日間に渡るオーデションに参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました。

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posted by asuka tsukiji at 01:09| 創作過程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

To Belong オーディション 1日目終了

6月15日金曜日、スタジオアーキタンツ(http://www.a-tanz.com/)にて、レギュラーで金曜日に行われているオープンクラスと兼ねて、To Belong project のダンサー、振付けアシスタントオーディションが開催されました。
オープンクラスとしての受講も可能なため、私ツキジも参加してきました!

この日は33名のダンサーの方々がオーディションにご参加くださり、いつものオープンクラスの02スタジオがいっぱいに、途中から広い01スタジオへと移動するほどでした。
今回のオーディションには、年齢も様々、またこれまで取り組んでこられたダンスに対するバックグラウンドも様々な方が集まってくださったように見受けられ、皆さんの個性が光っていました。

オープンクラスでいつも行われている、体の内側の筋肉を使った呼吸法や、呼吸と連動させる身体の使い方の練習の後、北村の振付けへ。
この日はダンサーの今津雅晴さんもアシストに入ってくださいました。
人数が多いので4グループに分かれて踊りましたが、力を入れるところと抜くところ、その緩急を駆使した、繊細な動きと躍動的でダイナミックな動きが入り交じった北村の振付けを、みなさんぐんぐん吸収していらっしゃるようでした。

6月22日金曜日には、オーディション2日目が開催されます。
単発での受講も可能ですので奮ってご参加ください。
http://www.a-tanz.com/dance/2012_06_kitamura_conte.html

今後のTo Belong の進化がますます楽しみになるオーディションでした。

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posted by asuka tsukiji at 01:55| 創作過程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

ソロで再びグンドノと・・・

To Belong スタディー・グループ発足!
といっても固いノリではなく、制作をお手伝いいただいたり、リサーチや翻訳を手伝ってくださる方々を中心に、じんわりスタートしました。参加者の目的はばらばらですが、創作過程で知りたくなったインドネシアのことをトピックにして、調べたり、ディスカッションしたり、物知りさんたちに教えてもらうような会となりつつ、輪が広がっていくといいなと思っています。

さて、初回の6月3日、私はジャカルタからSkypeで参加。このブログにも登場する今村君がたくさんの本をもってきてくれた様子。ジャムゥ、テンペ、お茶、音楽・・・・カラフルなトピックのジャンプを皆で楽しんで、なんだか楽しそうでした。6月10日の第2回目は、私もしっかり参加。短期インドネシア滞在記をご報告しました。

さて、そのインドネシア滞在。

6月1,2日は、ジャカルタのIndonesian Dance Festivalに参加しているミロトのダンスを見た後、今後の稽古の進め方の打ち合わせをし、3日にはソロにいるグンドノとのミーティングにあわただしく移動しました。

ソロに到着して翌日、グンドノが「今日はスタジオだと暑くなるから外でランチしながら話そう」、とレストランに連れて行ってくれました。風通しもよく、ジャカルタの空気との違いを感じながら、全身が浄化されるような気分。見事に田んぼの真ん中にあるレストランでゆっくり食事をしながら、「Semut Ireng(黒い蟻)」の歌の謎解きを開始。

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ソロのレストランBale Padi

以前このブログでもご紹介しましたが、この歌は To Belong のためにグンドノが語ってくれた、何年も寝たきりで話すこともなかった彼の母の最後の物語の中に登場しました。映像作家石川さんがインドネシアで撮りためた素材の中で、作品中では仕方無くカットした部分でしたが、なんだか不思議な歌詞なので、ずっと気になっていました。

その魂が消え入る直前に母が不意に口ずさんだ、という歌。実はこの歌はとてもミステリアスで、どうやら内容はジャワの歴史、宗教・文化の変遷を風刺交じりで伝えているようです。独特の暗号のような隠喩、ジョヨボヨ(Jayabaya)王の予言との関わり、、、いろんな説が飛び交い、グンドノの解釈を聞いているうちにあっという間に日が暮れてしまいました。

翌日早朝、グンドノのスタジオに行くと、グンドノの師でもあり友人でもあるというKiai(イスラム指導者)の先客があり、時事問題についてディスカッション中の模様・・・。ワヤンのダラン(dalang 人形遣い・語り手)は、日常生活の困ったことから社会問題まで、人々の相談役、解決役の役割も果たすのだそうです。
向かいにあるグンドノの家の玄関には、ワヤンのキャラクター、スマル(Semar)一族の人形が飾られており、友人が「グンドノはまさにスマルだよ」というと、グンドノは嬉しそうに巨体をゆすって笑っていました。インドの神話には登場しない、ジャワ独特のキャラクターであるスマルは、太っていて鼻も低く、少しグロテスクな風体の道化師で、独特の風刺・諧謔で人々を笑わせながら、賢者として人々を導びいていくそうです。

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ポノカワン(正義の武将の従者の一族)、左から父親のスマル、3人の息子たちガレン、ペトル、バゴン。


時には寝っ転がりながら、だらだらとディスカッションを続けるグンドノと時間を過ごしていると、なんだか自分がグンドノの紡ぐ物語の1キャラクターになっているんじゃないか、という錯覚に陥りながら、ソロの心地よい風をあとにしました。


ソロの田んぼの中レストラン情報はこちら。
Bale Padi : http://www.balepadi.com/

posted by akiko kitamura at 17:02| 創作過程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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